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2020.04.16

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藤の花でつくったお酒の話

  今年415日に新潟市江南区の「北方文化博物館」と横越地区の酒屋さんで、藤の花酵母でつくったお酒【純米吟醸原酒 八代 伊藤文吉】が発売されました。こちらの藤の花のお酒は、当蔵でもお手伝いさせていただきました。

なぜ「藤の花酵母」なのかというと、北方文化博物館には大きな藤があります。樹齢は約150年。1本の幹から枝を広げ、藤棚の大きさは約80畳分もあり、毎年5月には見事な花を楽しみに多くの人が同館を訪れます。

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北方文化博物館では、この藤の花を使った地元・横越地区の地域興しにと、桜や雪椿の花酵母のお酒のように藤の花酵母でお酒をつくろうと、考えたそうです。2016年から新潟大学農学部応用微生物学研究所・新潟県醸造試験場との協力で、藤の花から酵母菌を取り出し、日本酒を造れるようになるまで苦労は3年がかりだったそうです。

昨年8月に当蔵へお酒の仕込みの依頼があり、お引き受けしました。お酒の仕込みにあたっては蔵人も苦労が多かったと申し上げます。適した酒米「越淡麗」を300㎏集めるところから始まり、醪・酒母の立ち上がりがゆっくりだったりと、初めて扱う酵母でしたので予想外のことが続きました。幸い田中杜氏をはじめ蔵人全員で工夫し、無事にお酒を搾るところまでこぎつけました。
当蔵と北方文化博物館の皆さんで試飲したときには、関係者はその味わいに驚き、顔を見合わせたそうです。田中杜氏も「今までにない良い酒を造ることができた手応え」を感じています。

できあがった藤の花のお酒は、北方文化博物館の前館長だった伊藤家八代当主 文吉氏の名前がつけられました。伊藤前館長は藤もお酒を愛してやまなかったそうです。
こうして藤の花のお酒が世に出るまでは、北方文化博物館の藤の花・地元横越への想い、新潟大学・県醸造試験場・横越商工会などの人々の協力がありました。当蔵もお手伝いできたことを誇らしく思います。

【純米吟醸原酒 八代 伊藤文吉】は北方文化博物館売店のほか、横越商工会の協力で新潟市江南区横越地区(横越・小杉・木津・二本木)の酒屋さんで販売となりました。販売数量に限りがありますが、夢のような「奇跡の酒」をどうぞお召し上がりください。

【 純米吟醸原酒 八代 伊藤文吉 】

アルコール度:16
原材料:米(越淡麗)米麹(越淡麗使用)
精米歩合:50
希望小売価格
720ml 2,000円(税別)
300ml 1,000円(税別)

 

販売しているお店

北方文化博物館
(新潟市江南区沢海2-15-25

・小田酒店 (江南区小杉2-3-16
・かねよし (江南区横越中央41)
・セブンイレブン下越横越店
(江南区横越中央7丁目1-1
・坂井商店 (江南区二本木2-6-1
・大竹商店 (江南区木津2-3-18
・酒角(さかつ)商店 (江南区沢海3-8-24
・五十嵐商店 (江南区沢海2-2-1


追記 2020年4月19日

「販売しているお店」としてご紹介した北方文化博物館は、
4月20日から5月6日の期間、臨時休館することになりました。


追記 2020年4月26日

「販売しているお店」の電話番号を削除いたしました。


(2020年4月11日 新潟日報の記事)

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